顎がカクカク鳴って口が開けにくいのですが、すぐに治療が必要ですか?
音がするだけなのか、痛み、引っかかり、開けにくさもあるのかによって異なります。顎がカクカク鳴っても痛みがなく、口が十分に開くのであれば、すぐに装置を使う必要はないことが多く、診断と経過観察で足ります。カクカク音に加えて引っかかる感じ、噛むときの痛み、朝のこわばり、口の開きにくさが2~3週間以上続く場合は、治療を始めたほうがよいでしょう。
顎が引っかかって口が開かなくなった場合(前方にずれた関節円板が戻らない状態)は、発症から1週間以内が重要な時期です。この期間であれば、徒手療法、物理療法、スプリントによって関節円板を戻しやすくなります。引っかかりが自然に解消した場合でも、1~2か月以内に診断を受けることをおすすめします。
スプリントはどのように役立ちますか?
スプリント(咬合安定装置)は、主に睡眠中に上下の歯の間に装着する薄い透明の装置です。食いしばりや歯ぎしりをしたときに、関節や歯にかかる力を吸収・分散し、噛む筋肉の緊張をゆるめ、顎を楽な位置へ導きます。週に1~2回の装着では足りず、毎晩装着する必要があります。
標準スプリントとサーモスプリント、どちらがよいですか?
| 標準スプリント(硬質アクリル) | サーモスプリント(新しい素材) | |
|---|---|---|
| 厚み・重さ | 厚くて硬い | 薄くて軽い |
| 慣れやすさ | 慣れるまで時間がかかることがある | かさばる感じが少なく、多くの方は2~3日で慣れる |
| 細かな調整 | 削ったり足したりして調整可能 | 細かな調整がしやすい |
| 長期間使わなかった後の再装着 | 作り直しが必要になることが多い | 調整すれば再使用できることが多い |
| 向いている方 | 短期間で集中的に治療する方 | 長期装着、再発の管理、装置のかさばりが気になる方 |
| 料金(2026年8月) | 690,000ウォン | 890,000ウォン |
柔らかいマウスガードは最初は快適に感じられることがありますが、歯ぎしりのある方では噛む筋肉の活動を強めることがあり、調整も難しいため、顎関節の治療にはおすすめしていません。インターネットで購入できる既製のマウスピースも噛み合わせを変えてしまうことがあるため、オーダーメイドのスプリントが基本です。
治療期間と通院の頻度は?
軽度であれば通常約6か月、重度の場合は1~2年、またはそれ以上かかることがあります。症状が消えてすぐにやめると再発しやすいため、一定期間の維持装着を経てから、院長と相談して終了の時期を決めます。スプリントのお渡し後、1~2週間で適合を確認し、その後は月に1回程度調整します。調整せずに長期間スプリントを使い続けると、前歯の間にすき間ができるなど、噛み合わせが変わってしまうことがあります。
顎関節が安定していなくても矯正治療は受けられますか?
不安定な関節の上で歯を動かすと、一時的に噛み合わせが不安定になり、痛みや開口障害が悪化することがあります。そのため当院では、まず顎関節を評価し、不安定であれば矯正の前に安定させます。構造的な損傷がなく、ときどきカクカク音がする程度であれば、経過を見ながら矯正を進めることができます。開口障害、続く痛み、画像上の所見がある場合は、まずスプリントで安定した顎の位置を探し、その位置をもとに矯正治療の計画を立てます。
物理療法や注射はどのようなときに使いますか?
治療の基本はスプリントです。急性の痛みや筋肉の緊張がある場合は、薬と物理療法を加えます。靭帯の痛みや、十分に改善しない強い食いしばりには、注射(PDRNを用いたプロロセラピー、またはボツリヌストキシン)を組み合わせることがあります。何をいつ使うかは、診断の後に院長が判断します。料金(2026年8月時点):ボツリヌストキシン100,000ウォン、歯ぎしり・食いしばり向けボツリヌストキシン150,000ウォン、PDRNを用いたプロロセラピー200,000ウォン。
治療の効果を保つための日常の習慣
- 左右両側で均等に噛みましょう。
- 硬いもの、噛みごたえのあるもの、大きなものにかぶりつくことは控えめにしましょう。
- あくびをするときは、手であごを支えましょう。
- 日中の食いしばりに気づいたら、唇を閉じたまま上下の歯を少し離しておきましょう。
- 朝の顎の疲れや頭痛が繰り返し起こる場合は、院長にお伝えください。
バルンフェイス矯正歯科では
バルンフェイス矯正歯科の院長は、歯科矯正科専門医であり、韓国の顎関節・咬合に関する学会(대한턱관절교합학회)の正会員です。顎関節と噛み合わせをあわせて診断し、必要な場合はスプリントで顎関節を安定させてから矯正治療を計画します。
よくある質問
- 顎がカクカク鳴るだけですが、治療は必要ですか?
- 痛みや開口障害がなければ、すぐに装置を使う必要はないことが多いですが、関節円板の位置が変化している可能性があるため、診断を受けることをおすすめします。
- 顎が引っかかって口が開きません。どのくらい早く受診すべきですか?
- 発症から1週間以内にご来院ください。自然に解消した場合でも、1~2か月以内に診断を受けると治療期間を短くできることがあります。
- スプリントはどのくらいの期間装着しますか?
- 軽度で約6か月、重度では1~2年またはそれ以上で、月に1回程度調整します。
- 顎関節の治療は韓国の健康保険が適用されますか?
- 加入している方は、検査、一部の画像検査、物理療法が保険の対象となる場合がありますが、オーダーメイドのスプリントはほとんどが対象外です。
- 他の医院で作ったスプリントを持っていってもよいですか?
- はい。お持ちいただければ、新しく作ることを検討する前に、調整して再び使えるかどうかを院長が確認します。

